チュートリアルのご案内
- チュートリアル1~7は学術大会参加が必須となります。参加登録をした上で各チュートリアルに参加申込ください。
- 医療情報技師ポイント付与ご希望の方は、各チュートリアルの事前参加申込をしてください。
チュートリアル1
開催日時 | 2024年6月13日(木) 11時00分~12時30分 ※受付開始10時30分 |
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開催会場 | 第2会場(かずさアカデミアホール 2階 会議室201) ※シアター形式(330席予定) |
オーガナイザー | 檀原 一之 |
主催団体 (オーガナイザー所属) |
日本HL7協会 |
テーマ | HL7 FHIR による接続事例のご紹介 |
座長 | 岡田 美保子(日本HL7協会 情報教育委員会委員長) |
演者 | 木村 通男(日本HL7協会会長/川崎医療福祉大学特任教授) 岡田 美保子(日本HL7協会副会長/一般社団法人 医療データ活用基盤整備機構 理事長) 中村 紀彦(一般社団法人NeXEHRS) 森 誠人(株式会社ソフトウェア・サービス) |
参加申込方法 | 事前登録 |
事前参加申込URL | https://www.hl7.jp/seminar_entry/00233(5/13(月)から有効)の申込みフォームから氏名、所属/会社名、会員番号(会員の場合)、その他必要事項をご記入の上、6月7日までにお申込み下さい。定員(300名)になり次第締切らせていただきます。 |
参加費 | 無料(春季学術大会への参加登録は必須) |
医療情報技師ポイント | 有(1ポイント (予定)) 技師ポイントは当方より医療情報技師育成部会へ申請致します。技師ポイントを申請される方は当日会場で配布する要領に基づき手続きをお願いします。 |
概要 | HL7は2019年1月に、FHIRの最初の正式バージョンR4をリリースしました。FHIRは、医療アプリケーション間で情報を交換するための、一貫性のある実装が容易なメカニズムを提供することを目指しています。HL7のV2、V3とRIM、およびCDAの定義および実装を通じて得た教訓、成功を基に、さらなる標準として開発されました。FHIRは、米国のMeaningful Use Stage3でドキュメント交換のための標準として採用され、2019年の1月の米国ISA(Interoperability Standards Advisory、ONC)に採用されています。 直近では、2023年3月に、FHIRの最新バージョンR5をリリースしました。 第28回日本医療情報学会春季学術大会のテーマが「情報をつなぐ ~ゲノムから社会まで~」なので、FHIRを使った接続事例のご紹介を企画しました。 本セミナーでは、HL7 FHIRを基盤とした電子カルテ情報共有サービスの運用、FHIR Connectathon参加事例(Vulcan)、CDS Hooksの実装事例、IHE-Jコネクタソン参加事例(PDQm)について紹介していただきます。 ■プログラム 1. HL7 FHIRを基盤とした電子カルテ情報共有サービスの運用 11:00~11:20(20分) 日本HL7協会会長 川崎医療福祉大学特任教授 木村 通男 【概要】 HL7 FHIRを基盤とした電子カルテ情報共有サービスの運用について解説します。 2. FHIR Connectathon参加事例(Vulcan)のご紹介 11:20~11:40(20分) 日本HL7協会副会長 一般社団法人 医療データ活用基盤整備機構 理事長 岡田 美保子 【概要】 FHIR Connectathonで行われた「Vulcan/Gravitate Health - ePI/IPS and SPL-FHIR」の内容についてご紹介いたします。 3. PDDI CDS 実装ガイドに基づいたCDS Hooksの実装事例 11:40~12:00(20分) 一般社団法人NeXEHRS 中村 紀彦 先生 【概要】 PDDI CDS 実装ガイドに基づいたCDS Hooksの実装事例についてご紹いたします。 4. IHE-Jコネクタソン参加事例(PDQm)のご紹介 12:00~12:20(20分) 株式会社ソフトウェア・サービス 森 誠人 先生 【概要】 IHE-Jコネクタソンで行われた「PDQm統合プロファイル」の内容についてご紹介いたします。 |
チュートリアル2
開催日時 | 2024年6月13日(木) 10時30分~12時30分 ※受付開始10時00分 |
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開催会場 | 第3会場(かずさアカデミアホール 2階 会議室202A) ※シアター形式(180席予定) |
オーガナイザー | 土屋 喬義 |
主催団体 (オーガナイザー所属) |
一般社団法人日本Mテクノロジー学会 |
テーマ | M学会公式サービスセット「IPCI」でデータベースと接続し、REST/FHIR APIを自作してみよう! |
座長 | 土屋 喬義(医療法人土屋小児病院) 本多 正幸(千葉大学病院企画情報部) |
演者 | 山ノ内 祥訓(熊本大学病院) 木村 倫人(千葉大学医学部附属病院) 鳥飼 幸太(群馬大学医学部附属病院) 土井 俊祐(千葉大学医学部附属病院) |
参加申込方法 | 下記の申込みフォームから氏名、所属/会社名、その他必要事項をご記入の上、6月11日までにお申込み下さい。定員(100名)になり次第締切らせていただきます。 なお、本チュートリアルはWeb配信を実施しますので、Web参加の方もご参加いただくことができます。ただし、春季大会への参加登録が必要です。 |
事前参加申込URL | https://forms.gle/zbZmd3f9eBPtP4Ff8 |
参加費 | 無料(春季学術大会への参加登録は必須) |
医療情報技師ポイント | 1ポイント(申請予定) |
概要 | 令和4年に医療DX推進本部が立ち上がり、HL7 FHIRなどの新たな標準規格の採用を前提とした電子カルテの標準化の推進とともに、標準型電子カルテシステムの開発などが進められている。今後、電子カルテの標準化が進むとともに、次世代クリニカルパスであるe-Pathの導入や、柔軟な開発環境のもとに提供される診療用Webアプリケーションの開発が加速化することが期待されている。日本Mテクノロジー学会では、これらと高親和性を持つ医療情報サービスセットである「In-Process Clinical Intelligence(IPCI、呼称アイピーシーアイ)」を公式開発している。このサービスセットの主な利点は、RESTを中心とするフロープログラミングとHL7 FHIRサーバ機能を標準で有していることであり、無償のオープンソース・仮想マシンとして提供することが可能である。本チュートリアルでは、IPCIの仮想マシンを配布し、サービスの立ち上げから、FHIRサーバとしての使い方について、デモならびにハンズオンによる演習を行う。また、IPCIが外部のデータソースも使用できることを示す目的で、リレーショナルデータベースに格納されたデータをFHIRに変換してREST APIとして提供するサービスのテスト実装を演習する。演習参加に際しては、20GB以上の空きストレージ容量と、2CPU・4GBメモリ以上の仮想マシン割当が可能なPCをご準備いただければ、自身の環境に容易に組み込むことが可能である。 |
チュートリアル3
開催日時 | 2024年6月13日(木) 11時00分~12時30分 ※受付開始10時30分 |
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開催会場 | 第4会場(かずさアカデミアホール 2階 会議室202B) ※シアター形式(180席予定) |
オーガナイザー | 松本 武浩 |
主催団体 (オーガナイザー所属) |
日本医療情報学会 研修企画委員会 |
テーマ | 医療情報担当者に向けてのIT-BCP策定に関する手順と注意点 |
座長 | 松本 武浩(長崎大学病院 医療情報部) |
演者 | 山下 芳範(福井大学医学部附属病院 医療情報部) 田木 真和(徳島大学病院 医療情報部) |
参加申込方法 | 当日登録 |
事前参加申込URL | 事前参加申込不要 |
オンデマンド配信URL | https://www.jami-symp.info/symp2024/ |
参加費 | 無料(春季学術大会への参加登録は必須) |
医療情報技師ポイント | 無 |
概要 | ここ数年はランサムウエア等によるサイバー攻撃により、電子カルテシステム等の医療情報システムが標的となり大きな話題となっている。このため、システムの利用ができないなどの影響から、診療停止に至った事例が多発したこともあり、サイバーセキュリティ対策は情報部門における喫緊の課題となっている。 特に、2023年4月の医療法改正によりサイバーセキュリティ対策が義務化されたことで、多くの医療機関が対策の充実が求められている。 適切に対策を進める上では、職員全体がサイバーセキュリティ対策に対する共通の価値観ならびに実施イメージを共有する必要があるが、本質的内容の反復的紹介と理解が必要と考えられる。具体的には、病院の医療情報部門がシステムやネットワーク導入時などで、設計や稼働にあたっての最低限の確認を行うための知識、継続的な運用の中でのチェックポイント、業務継続に対する備えとしての対応、内部での教育や訓練などを紹介する。 また、サイバーセキュリティが重要視されているが、自然災害の多発などもあり、医療情報システム全体のBCP対応としても考える必要がある。 このような状況下での医療情報担当者が考慮すべきIT-BCP策定に関する手順や注意について解説する。 |
チュートリアル4
開催日時 | 2024年6月13日(木) 13時45分~15時45分 ※受付開始13時15分 |
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開催会場 | 第3会場(かずさアカデミアホール 2階 会議室202A) ※シアター形式(180席予定) |
オーガナイザー | 安藤 裕 |
主催団体 (オーガナイザー所属) |
一般社団法人 日本IHE協会 |
テーマ | IHE チュートリアル「情報をつなぐ~FHIRの利活用~」 |
座長 | 安藤 裕(日本IHE協会) 石井 尚実(日本IHE協会) |
演者 | 安藤 裕(日本IHE協会) 細羽 実(日本IHE協会) 関 昌佳(日本IHE協会) 宮川 力(日本IHE協会) |
参加申込方法 | 日本IHE協会のホームページの以下の事前参加URLからお申込みください。 定員に空きがある場合は、当日会場でも受付いたします。 Live配信を実施します、事前参加URLからお申込みください。 |
事前参加申込URL | https://ihe-j.sakura.ne.jp/event-info/modules/eguide/event.php?eid=98 |
参加費 | 無料(春季学術大会への参加登録は必須となります) |
医療情報技師ポイント | 1ポイント(申請中) |
概要 | 米国においてIHEの活動が開始され、すでに25年以上が経過しました。一般社団法人日本IHE協会 ( 以下、IHE協会 ) は、2001年からIHE-Jとして活動を開始し、医療情報システムにおける相互接続性と相互運用性の確保を推進してきました。 今回のチュートリアルでは、最近注目され、急速に普及しつつあるFHIR(Fast Healthcare Interoperability Resources)を取り上げます。FHIRはHL7協会が開発し、医療情報のフォーマットとWEB技術を取り入れて転送プロトコルを定義しています。このFHIRに対応し、IHEでは多くのFHIRを用いた統合プロファイル(PDQm, PIXm, SVCM、MHD, PCF、QEDmなど)が作成されています。今までIHEの統合プロファイル(業務シナリオ)では、HL7 Version2、Version3が 長くデータフォーマットとして用いられてきましたが、FHIRの普及に伴い、データフォーマットと転送プロトコルにHL7 FHIRを用いた統合プロファイルが開発され、既存の医療情報システムにアドオンする形でFHIR対応となっています。 本チュートリアルは、「情報をつなぐ~FHIRの利活用~」というテーマで、FHIRとIHEの立場の違い、FHIRを使用する統合プロファイル、FHIRに関連する日本IHE協会の活動、実装事例などのテーマで講演を行います。IHEとFHIRを理解していただくと共に、多くの方々と同じテーブルを囲み、共通利用性のある医療情報システムを創造する機会にしたいと考えています。 1.IHE概要-FHIRとIHEの違い-(安藤 裕・日本IHE協会) 2.FHIRを使用する統合プロファイル(細羽 実・日本IHE協会) 3.FHIRに関連する日本IHE協会の活動(関 昌佳・日本IHE協会) 4.FHIRの実装事例(宮川 力・日本IHE協会) |
チュートリアル5
開催日時 | 2024年6月13日(木) 13時45分~15時45分 ※受付開始13時15分 |
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開催会場 | 第4会場(かずさアカデミアホール 2階 会議室202B) ※シアター形式(180席予定) |
オーガナイザー | 竹之内 喜代輝 |
主催団体 (オーガナイザー所属) |
SS-MIX普及推進コンソーシアム |
テーマ | SS-MIX2 初級編 |
座長 | 竹之内 喜代輝(SS-MIX普及推進コンソーシアム) |
演者 | 木村 通男(川崎医療福祉大学) 竹之内 喜代輝(SS-MIX普及推進コンソーシアム) 三上 史哲(香川大学医学部附属病院) |
参加申込方法 | 事前参加申込 |
事前参加申込URL | eri6ellen-cons@ss-mix.org |
参加費 | 無料(春季学術大会への参加登録は必須) |
医療情報技師ポイント | 有(1ポイント) |
概要 | SS-MIX2 は、その基盤となった「静岡県版電子カルテ」が平成18年に開始されてから、今年で18年目にあたります。昨年3月に実施した調査によれば、SS-MIX2ストレージにデータが出力されている病院は1,161施設、診療所は294施設、薬局は290施設、介護施設・その他は46施設で、合計1,791施設でした。 SS-MIX2 ストレージの普及は急速に進んでおり、そのデータを利活用することが急務となっていると考えられます。そこで、今回のチュートリアルでは従来のSS-MIX2の技術的な基礎の解説に加えて、医療施設の先生方より実際の利活用についてのご発表をお願いすることと致しました。 1.「SS-MIX2の最新の普及状況(調査結果)について」 木村 通男 先生(川崎医療福祉大学) 2.「SS-MIX2 初級編」 竹之内 喜代輝 先生(SS-MIX 普及推進コンソーシアム) 3.「SS-MIX2を用いたサイバー攻撃被災時の医療継続対策の検討」 三上 史哲 先生(香川大学医学部附属病院) 今後、SS-MIX2 ストレージをどのように利活用したらよいかご検討いただいている医療施設の方々に、是非、ご参加いただきたいと考えております。 参加をご希望される方はすべて事前申し込みです。SS-MIX 普及推進コンソーシアムのホームページの「インフォメーション」に申し込み方法を記載する予定です。 |
チュートリアル6
開催日時 | 2024年6月13日(木) 16時00分~17時30分 ※受付開始15時30分 |
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開催会場 | 第3会場(かずさアカデミアホール 2階 会議室202A) ※シアター形式(180席予定) |
オーガナイザー | 本多 正幸 |
主催団体 (オーガナイザー所属) |
SDMコンソーシアム |
テーマ | 二次利用ユーザーのためのデータ抽出、変換、登録(ETL)作成のスキル習得を目指して |
座長 | 本多 正幸(千葉大学) 山ノ内 祥訓(熊本大学) |
演者 | 飯田 征昌(蒲郡市民病院) 山ノ内 祥訓(熊本大学病院) 内村 祐之(東京医科歯科大学) 鈴木 英夫(SDMコンソーシアム) |
参加申込方法 | 当日登録 |
事前参加申込URL | 事前参加申込不要 |
参加費 | 無料(春季学術大会への参加登録は必須) |
医療情報技師ポイント | 有(1ポイント) |
概要 | 一次利用ユーザーがそれぞれの医療情報システムに入力したデータは、各アプリケーションがデータベース(DB)内に独自の定義で一次データとして保存し、一次利用ユーザーは、各アプリケーションを通してデータを参照することができる。しかしSDMなど二次利用ユーザー向けの共通DWHを導入していない施設は、二次利用のために、独自定義の一次DBからデータの抽出、変換、登録(ETL)が必要となり、ユーザーが自身でETLを作成することは難しく、多くの場合外部に委託するなどしてデータを取得している。また、SS-MIX2など標準化出力や独自定義のDWHを利用することができたとしても、一次保存されているデータの一部しか取得できないため、二次利用に必要なデータが十分に得られない場合もある。したがってETLを外注する場合のコストを考慮すると、ETL作成のスキルを内部で所有することが重要と思われる。 本チュートリアルでは、ETL作成の実例を紹介することにより、ETLスキルを習得してもらうため、1.標準化出力であるSS-MIX2からDWHへのETL、2.電子カルテからDWHへのETL、3.ヘルスケア・デバイスからDWHへのETL、4.電子カルテから仮想DWHへのETL、について事例を紹介する。それぞれ抽出元は違うが、登録先のDWHは、二次利用のための共通データモデルであるSDMとしている。また、各事例においては、オープンソースであるPython, PostgreSQL、あるいは、Microsoft Officeなど一般的なソフトウエアを利用しているため、受講者の環境での試行や修正も可能となる。本チュートリアルでは、ETL作成の作業量、費用感、課題、問題点などを理解し、DWH購入やETL外注における調達仕様書作成のスキルが習得できることを目的とする。 |
チュートリアル7
開催日時 | 2024年6月13日(木) 16時00分~17時30分 ※受付開始15時30分 |
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開催会場 | 第4会場(かずさアカデミアホール 2階 会議室202B) ※シアター形式(180席予定) |
オーガナイザー | 花田 英輔 |
主催団体 (オーガナイザー所属) |
佐賀大学理工学部数理・情報部門 |
テーマ | 医療機関において安心・安全に電波を利用するために |
座長 | 髙倉 照彦(亀田総合病院 医療技術管理部) |
演者 | 馬場 秀樹(総務省 関東総合通信局 電波監理部) 花田 英輔(佐賀大学 理工学部) 夛田 和弘(君津中央病院 臨床工学科) 太田 良二(亀田総合病院 Chief Digital Officer) |
参加申込方法 | 当日登録 |
事前参加申込URL | 事前参加申込不要 |
参加費 | 無料(春季学術大会への参加登録は必須) |
医療情報技師ポイント | 有(1ポイント) |
概要 | いまや医療現場において情報通信基盤は必要不可欠なインフラであり、なかでも、手軽に利用でき場所を選ばない電波(無線機器)の利用が格段にひろがっている。その一方で、電波による医療機器への影響に対する不安や、電波の干渉、不具合の発生などのトラブルも問題となっている。 そのようななか、総務省では、医療機関において安心・安全に電波を利用するための周知啓発活動等に積極的に取り組んでいる。 平成28年には、電波環境協議会が「医療機関において安心・安全に電波を利用するための手引き」(以下、手引き)を発行し、医療機関内において多く用いられる「医用テレメータ」、「Wi-Fi(無線LAN)」、「スマートフォン・携帯電話」について、その導入・管理の方法や、利用にあたって留意すべき点をとりまとめた。その後、手引き発行以降の、新たな電波・無線通信技術の普及や、医療機器の電波耐性に関するJIS規格の改定などを受け、令和3年7月には、同手引き「~改定版~」を発行した。 また、医用テレメータの不感対策には、施設の設計段階から電波利用を考慮することが有用であるため、令和3年9月に日本建築学会が発行した「医療機関における電波利用機器に配慮した建築ガイドライン・同解説-医用テレメータ編-」への技術協力などを行ってきた。 本チュートリアルでは、医療機関での安心・安全な電波利用のため、手引き「~改訂版~」と「建築ガイドライン」のポイントを解説するとともに、医療機関での具体的な取り組み事例を紹介することで、電波に関わるトラブルが引き起こすインシデントや医療事故を防ぐことを目的としている。 |