ご挨拶

第28回 日本医療情報学会春季学術大会 
大会長 鈴木 隆弘
千葉大学医学部附属病院企画情報部

第28回日本医療情報学会春季学術大会を2024年の6月13日〜6月15日にかずさアカデミアホール(千葉県木更津市)で開催させていただくことを大変光栄に思います。

今回の学術大会では「つなぐ」をテーマとし、プログラム委員長に群馬大学の鳥飼先生を、実行委員長には千葉大学の土井俊祐先生を迎えて準備を進めております。

「つなぐ」を翻訳すると、connect、join、link、などの様々な言葉がありますが、いずれも情報システムの本質的な役目の一つと言えます。医療情報の分野でも病院内外の様々なシステムが業務やシステム同士、専門職同士をつないでいます。にもかかわらず現実には、思うようにつながらないことが多いのも皆様がご存じの通りです。

病院と診療所、医師と患者、医療と介護、臨床と研究など至る所にギャップが存在して連携を妨げています。しかしながらギャップを乗り越えてつなぐための機運とFHIRなどの新しい技術も出てきており、今後に期待するところ大であります。

ゲノムから社会まで、情報をつないで医療と社会をより良いものにしていく、そのような活動にスポットを当てた大会にしたいと考えており、本大会のテーマである「つなぐ」に関連したテーマに関する演題を歓迎します。

今回もハイブリッドでの開催を行いますが、会場となるかずさアカデミアホールは緑に囲まれた、ワーケーションに最適な環境です。少し足を伸ばせば房総半島の絶景をお楽しみ頂けますので、是非足をお運び頂き、活発な議論と勉強、そして懇親の場となることを願っております。

皆様にとって、この大会から得るものが多くなりますことを願い、大会を盛り上げていただきたく、ご支援、ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。